SHフィギュアーツ超サイヤ人ブルーゴジータのレビューと当日の様子
バンダイのハイブランド、SHフィギュアーツシリーズで超サイヤ人ブルーのゴジータが4/20に発売開始となった。
このフィギュアーツシリーズ、人気者とあらばネット通販の事前予約でも瞬殺。争奪戦にまつわる協奏曲が風物詩となっている。
今でこそテレビゲームの発売日に取り合いとなる状況は、DLが主流の昨今においては見られない光景だが、おもちゃ市場ではまだまだ健在であり、異様な様相を呈している。
さてこのゴジータブルー、御多分に洩れず予約開始と同時にアクセスが殺到。軒並み予約完了となり店舗での予約もストップ。
当日の店舗でも予約分のみ、あるいはあっても需要に対して足りておらず、即完売で難民が続出していた。
こんなに高騰するのは仮面ライダーシリーズの真骨彫シリーズ、それも主役級のみだと記憶しており、ドラゴンボールシリーズでは近年なかった好況ぶりといえる。
とはいえ海外ニーズも高いドラゴンボールブランドなので、再販も早いうちにかかることが予想される。
ゴジータといえば我々魔人ブウ編直撃世代からすれ押しも押されもせぬ大人気キャラクターだ。
悟空とベジータがフュージョンするという最強を約束された存在でありかつ劇場版限定、その上登場時間は3分にも満たないような希少性。
それが劇場版で奇跡の復活、フィギュアーツ化とあっては競争率が高いのも納得がいく。
しかし先述の通りフィギュアーツのドラゴンボールカテゴリで難民が出るほどのクライシスは過去になかったので、ぶっちゃけ当日店舗行けばなんとかなるべと高を括っていたことが大間違い。
当日9:30オープンのヨドバシカメラでの報告に始まり都内は阿鼻叫喚。難民が続出した。
縁あってたまたま手に入れられたが、未だプレミア価格がついている。
クオリティはめちゃくちゃ高い。
2016年頃にリリースされた超サイヤ人悟空あたりから、稼動・造形ともに従来のがなんだったんだろうというくらいレベルが上がった。
肩がめっちゃ内側に入り込むから自然にかめはめ波も撃てる。
「可動フィギュアのテッペン」と自分でいうくらいの自信とプライドがひしひしと伝わる可動域と造形のバランスが素晴らしい。
まっすぐ立たせた姿勢も、
腰をどしっと落とした構えも自然だ。
付属パーツは手の差し替えと表情。
真顔、にやりと笑った顔、叫び顔と
そしてボーナスパーツで黒髪のノーマル状態を再現できる頭。
確かこの黒髪状態って設定のみ存在していて映像化されておらず、
また立体化にも恵まれなかったのでこの機会に製品化されてとても嬉しい。
嬉しさのあまり黒髪状態でずっと飾っている。
ちなみに一緒に販売開始となった超verのブロリーは買わなかった。
熱戦烈戦超激戦verを持っていたので。
ついでにこのゴジータが登場した「劇場版ドラゴンボール超ブロリー」の感想。
今までの劇場版ドラゴンボールと次元違かった。
直近2作以外の過去作はどれも大好きだったけど気持ちよく更新された爽やかな敗北感。
最高の役者達の最高の試合が見られたっていう感じになっている。
ブロリーをリブートした意味は確かにあったんだなぁと。
既存コンテンツの積み上げと新しい表現が相乗効果を発揮して当時の東映まんがまつりじゃ到達できなかった新しいドラゴンボールですね!おかわり!って感じ。
一方で、最近のアニメ版では作画を破壊神に崩壊されてしまったのかってくらい見るに耐えなかったキャラデザインも、この映画ではマジュニア戦〜初ベジータ戦くらいの若干丸っこい線だった頃の鳥山明の原作絵がそのまま動いてるみたいな感じで凄かった。
あれをデカい画面で見る為にもっかい映画館に行きたいくらい。強いて不満って言えばバーダックの戦闘服が変わってたのとゴジータの肩がオレンジじゃなくて黄色だったという割とどうでもいいとこくらい。
劇場特典の過去作ステッカーは摩訶不思議大冒険だった。確かアラレちゃんが出てきたやつだ。