ジゴクジジイのジゴックス

バカの頭の中を屁理屈と言葉のレトリックでしたためた虫下しコンテンツをご賞味あれ。WordPressで元々書いてた記事をインポートしたので所々バグってます。ごめんなさい。

青い〜青い〜青い顔面ジーニー魔法のランプ〜命のベルト〜実写版アラジンの感想

IMAXは字幕のみ、吹き替えは通常2Dしかなくて迷った挙句山寺宏一verにしました。ジーニーは山ちゃんだもの。


大量に出てくる青い巨大なウィルスミスがアニメまんまに山寺宏一ボイスでふざけまくるのがほんとに強烈すぎて爆笑してしまったのですが、途中からジーニーにしか見えなくて凄かったです。


あとアラジン役はアニメの當眞美喜男じゃなくなってたんですけど全然違和感なくて、むしろ役者の演技には凄いマッチしてたのでアラジンの声は當眞美喜男じゃなきゃ嫌だという人も楽しめると思います。調べたらアオイホノオで赤井さん役だった人なんですね。


アラジンのアクション面はというと、貧民街でお役人から逃げる際に狭さと町人を使ったチェイスアクションはプロジェクトAのジャッキー。


空飛ぶじゅうたんで飛び回る際のド派手なぶっ壊しムーブや、画面一面砂漠!と言ったロケーションを伝えるカメラワークはワイルドスピード!アラブミッション!!って感じで画面のどこかにヴィンディーゼルがいるんじゃないかと思いました。

ちなみに劇中歌の日本語歌詞が前のアニメ版と違ったので、劇場で歌おうとしてる人は気をつけた方がいいと思います。というか迷惑だからやめろ。

 

アニメ版好きマンでしたが良いアレンジで楽しめました。
次はIMAXで観ようかな。

ちなみにAmazonプライムミュージックで今名曲の一部が聴き放題でした。

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8月のワカンダフォーエバー!なライオンキングも楽しみだなぁ。

名探偵ピカチュウの感想。ただのノスタルジーに妥協しないのって大切

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名探偵でんきねずみやっと見てきました。

東宝×レジェンダリーピクチャーズという最強の布陣に加えてケンワタナベという組み合わせで「俺またゴジラ見にきちゃったのかしら」と錯覚に陥いりました。

 

これまで、ゲームの実写化と言ったら何故かジャンクロードヴァンダム扮するガイル少佐がアダムスファミリーのお父さんと戦うスト2や、ガチの赤いツナギ着たおじさんが頭身の高い恐竜と戦うマリオブラザーズ、まじでファイナルになりかけたファイナルファンタジーなど、名作が多いですよね。

名作しかないんですね。

 

今回の名探偵ピカチュウはノスタルジーだけに頼らない普遍的なエンタメ要素と「もしポケモンと共生する社会があったら本当にこんな世界なんだろうな」という説得力のバランスが素晴らしくて、正直話の本筋よりも画面の端で描かれる街の描き方とか小道具とか生き生きと活動するポケモン達に感心しっぱなしでした。

 

まだまだストーリーを作れる余白があるので「消防士カメール」とか「看護師ラッキー」とか「自己再生スターミー」とか作って最終的にみんな揃うアベンジャーズ的な映画やるんじゃないかと思います。やってくれ。

個人的には「ぼくのかっこいいさいきょうのみゅうつー」が見られたので星5です。

早くブルーレイ買って画面一時停止しながら楽しみたいなぁ。

デトルフを買って悪いか!或るガチオタキモメンちゃんがフィギュアディスプレイケースを買った話

  結婚できない男が復活するらしいですね。なんとなく副題を今回のタイトルに貰いましたが特に桑野 信介の話はしません。

  幼少のみぎりより、ヒーローや映画のアクションフィギュアが大好きで、同一スケールのフィギュアを集めては自分の中のオリジナルチームと称して並べて飾る奇行を繰り返していました。

 映像でこそ共演の果たせなかったヒーロー同士を並べて悦に入る、こんなに幸せなことはありません。

  古くは悟空とタートルズを並べたり、装着変身クウガとアギトを並べたり、、オレ設定のアベンジャーズ、いやさ俺設定ガイアセイバーズを結成することがとても幸せだったのです。


さて、そんな生活を繰り返していると置き場所は深刻な問題となります。

せっかく買ったのに箱から出したら写真を撮って、うっとりしてからまた箱にしまう。

気づいたらクローゼットの中は新古品状態のフィギュアでいっぱい。


一方Twitter上ではフィギュアリア充の方々による魅力的なディスプレイが連日ウォールに溢れ、初めてインスタ映えに憧れる女の人の心理が理解できた気がしました。


「みーてーるーだーけ」と自分に言い聞かせ、恐る恐るディスプレイケースの金額を見に行くと、IKEA製の4段ガラスケースが7,000円!


幸い今の家には不自然にガラス製のディスプレイが置けそうな空間がぽっかり空いていたのと、自分の身長くらいの高さのなにかを買うのにちょうど良さそうな日本円が財布に入っていたので矢も盾もたまらず次の土曜にIKEAへ。


「次にいつIKEAに行けるかわからんので」、と自分をそそのかし、気づいたら2セット購入していました。

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家に持ち込み意気揚々と組み立て始めた時のこと、

「ガタガタガタ」…そう、千葉県沖を襲った震度5の地震


タイミングピンポイントすぎだろ!!

と思いつつ何とか完成。

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男手二人分で2セット合わせて1.5時間くらいで組み上がりました。

一個目は一時間くらい、ちょっと休憩して2,30分だったので、意外とチョロかったです。


ちなみにデトルフではダイソーとかに売ってるアクリルの階段を使うと1/12サイズなら足場スペースを確保しつつ3段階くらい雛壇を作れるので、手頃に空間を有効活用できます。

横幅はこの階段が4つぴったり入るくらいの幅になってます。

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さていよいよ入居者を決めていくのですが、

まずアベンジャーズスターウォーズ、平成二期ライダーはシリーズとして揃っているのでセットで飾ることは即決。

問題は日本のヒーロー達。

昭和仮面ライダー牙狼、昭和ウルトラマン宇宙刑事ギャバンキカイダー、電光超人など、それぞれを独立した部屋で飾りたいのだが、なんせ一つ一つのラインナップが少ないのでスカスカになってしまいます。

むーどうするか、、、

20分熟慮し、一度コーヒーブレイク。

冷めていくコーヒーを手に持ちながら

何とは無しに目を向けたアベンジャーズを見た時、スティーブ・ロジャースと目があい、彼は俺にこう言った。

 

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ガイアセイバーズ…アッセンブル!

そう、かつてのガイアセイバーズ構想復活です。


スーパーヒーロー作戦!」と心の中で叫び、

導かれるようにディスプレイを組み直しました。


結果、こんな感じに。

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手前には若手でクロスオーバー作品の常連、後方にはレジェンド、という並び。

 

宇宙刑事のコンバットスーツと魔戒騎士の鎧がとてつもなく煌びやかです。

本当はギャバンtypeGも置きたかったのですが実家で待機中なので、現在プレバンで予約受付中の冴島雷牙版牙狼が届いたタイミングで取りに行こうと思います。


アベンジャーズはこんな感じ。

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向かって左サイドは生き残った人たち、右側は尊い犠牲組、という棲み分け。

先述した階段があることで高低差が出せて一人一人の顔がちゃんと確認できます。


あ、余談ですがアイアンマンマーク50のナノウェポン2はかなりボリューミーで「オレ!おもちゃ買ったなー!」と、興奮と感動に打ち震わされます。

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買い占めにより高騰してしまっておりますが、是非この感動を一人でも多く味わって欲しいです。

まじで超楽しいので。

「オレ武装」とかほんと時間泥棒ですよ。

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また、ネットで教えてもらいましたが、キャップはインフィニティウォー版の持ち手を付けるとムジョルニアを持てるので、エンドゲーム 終盤を再現できます。

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スケイルメイル版が手に入らなかったのと、素顔のスティーブが好きなのでうちではCW版を飾っています。


一変してスターウォーズ部屋では、カリスマシンガーっぽいベイダーを熱狂的なファンがサイリウムを振って応援している状態です。

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別宇宙から敏腕紫ゴリラプロデューサーと、シャクレオフホワイト皇帝も来ています。


レイアウトが秒で決まったのが平成二期ライダーズ。

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2年前くらいにネットで話題になったダイソーの貨物風小物入れを積み上げて高低差を出し、10人がうまく入るように調整。ヒーローショーさながらのセットにしました。

このタイミングでちょうど平成ジェネレーションフォーエバーのブルーレイが届いたことでさらに気持ちに制限ができなくなり、セッティング中はメドレーを爆音で流してました。超楽しい。

平成一期ライダーのアーツはこれまた実家な為、ひとまず二期をセッティング。

ただ、平ジェネを直近で見たこともあり電王熱が再燃していた為、ジオウと電王で主役の取り合いという構図になってしまいました。


下段はこれまたフィギュアーツのキン肉マン

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買って一回しか開けてなかったリングセットが火を噴くぜ!

徐々にリングセットは買い揃えていつかデカいキャンバスを作ろうと思います。

悪魔超人ゼニクレージーと戦っています。


その隣はオレスマブラ

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ゲームのキャラがベースですがよくわからんのも放り込んでます。

元々マリオステージっぽいレイアウトでしたが、メンバーの多様化により初期化し、今はひとまずキャラだけ置いてます。おいおいどっかしらのステージっぽくします。


これはドラゴンボール部屋。

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でっけぇブロリーとナッパvs野沢雅子という図。

大好きなサタンは真ん中のステージにいてもらいます。

対決の構図って狭いと難しいんですよね。

DBのアーツでは敵キャラあんまり買わないので、味方がどうしても多くなってしまい、飾るとカッコ悪くなっちゃうのが悩みどころです。

ひとまずアルティメット悟飯ちゃんが大好きなのでブロリーと相対しています。


最後にジョジョ部屋。

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超像可動は造形、可動だけではなく、カラバリもディモールトベネで、固有の色設定がないキャラたちにも様々な色が用意されていました。


個人的にはザ・ワールドの2ndカラーが一番好きで、「タンクローリーだ!」でおなじみのOVA版だったかな。


アニメ化するたびに関連アイテムが再販されますが、1stカラーばかりなのでもし自分の好みが2,3ver4だったら中古で見つけた時が買い時だと思います。ちなみにキラークイーンは1stカラーだと真っ白なので僕は買い直しました。絶対ピンクがいいから。

 

ちなみに先ほど模様替えをし、SHフィギュアーツの中でも特に集合写真だと扱いに困るけど個人的にめっちゃ好きな人たち、フォームだけを揃えたスペースも確保しました。

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 暗。

 

俯瞰するとこんな感じ。

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おやすみからおはようまで、四六時中ヒーローが見えます。


全てが組み上がった時、QOLのレベルアップした音が脳内でこだましましたが、あれは空耳ではないでしょう。


二台合わせても1.5万いかないくらいでオタク史上最高の体験ができるので、ぜひ自分の部屋にデトルフを。

(一部バレあり)ゴジラKOM感想|見たいもの全部のせ、無人在来線爆弾なみの勢いで魅せる神話の域に達したやりすぎファイトクラブ

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 令和初ゴジラ見てきました。制作はダークナイトシリーズやらパシフィック・リムやら、オタク達の心をわしづかむ事に定評のあるレジェンダリー・ピクチャーズ

だいじょうぶ!レジェンダリーの映画だよ!」とばかりに絶大な信頼がある為、

俺たちが見たい場面が盛りだくさんであることははじめから約束されていたようなものだったが、それ故に予告の段階から「わかってる画」の連発で、否が応でも期待は高まる一方でした。

 フタを開けると設けられた期待ハードルをゆうゆうと飛び越えるとんでもない怪作。

 「これって実質お金と手間をかけたファイナルウォーズだよね!!」と内心ワクワクしながら心の中で小躍りを続けっぱなしの130分でした。 

 神々しさを纏った怪獣の登場シーンや、今までスーツアクションでは見られなかった、「生物の取っ組み合い」を海で、空で、陸でド派手にぶっ放す怒濤の展開。

そしてそれらを最大限引き立てるアレンジの効いた各テーマ曲。

ゴジラだーいすきな人が考える「俺はこういうのが見たかったんだぜ!」っていう最高の怪獣映画であることに異論は無いんじゃないでしょうか。

 一方で人類勢はケン芹沢博士を筆頭に割と真顔でサイコな人達がわんさかいてシンゴジラで見られた人間ドラマとは別の楽しさがありました。誰か止めろよ!と85回くらいおもいましたがそのイカジャッジメントの先の展開が見たくてワクワクが止まらなかったです。

 自分は昭和ゴジラに関しては初代〜X星人が出て来るやつ、ヘドラ、少年ライダー隊のナオキが出て来るやつ、くらいしか見ていないのですが、それでも直感的にグッと来る描写は多く、普遍的に人類が「かっこいい・・・」と思わされる記号が盛りだくさんでした。

人類と怪獣が共闘する理由がとても良い

 世代的には平成VSシリーズど真ん中世代な為、人類の味方であるゴジラが多かった印象ですが、その共闘理由にあんまり納得いってた覚えは無く、大人になってからみてもメタ的な理由以外で腹落ちする納得材料がありませんでした。

 多少強引ではあるもののそこに一つの答えを本作では用意されていました。

 前作にあたる「キングコング髑髏島の巨神」ではどうにか人間にも勝ち目がありそうなサイズ感の為に、怪獣映画というよりはジュラシックパーク的なモンスターパニック映画としての楽しみ方が出来ました。

 一方今回のゴジラKOMでは怪獣と人類の関係性は完全に神とそれを崇める対象という対比になっています。

 これまでのシリーズでゴジラを善玉で描いていた映画では、前述の通り人類の明確な味方と表現されていたものは少なく、共通の敵がいるからなし崩し的に共闘していました。

 しかしこの「神とそれを崇める民」という関係性を設定することで地球外来の敵が地球を脅かす時に防衛システムとして共闘する道理ができるんですよね。

 「人類の味方」ではなく「地球の味方」。

地球が人類を生態系の一部として認めた為に駆逐対象から外れ、キングギドラ外来種なのでやっつける、という構図はとても納得感がありました。

 

怪獣映画の難しさ

 怪獣映画未見の視聴者にはやや理解しがたい所がいくつかあった模様。

怪獣映画では「シン・ゴジラ」、「キングコング髑髏島の巨神」しか見ていない友人はどうも乗り切れなかった様子で、「感情をどう持って行っていいかわからなかった」と言っていました。

要素が渋滞していた為に整理がつかず、もっと人間ドラマを増やしてほしかったとのこと。

これは難しいとこで、どの層を楽しませる映画か、によってここのバランスの取り方が変わるなと。

 2014年のGODZILLAはこれまでの個体よりもだいぶでかく、その巨体の割に俊敏に動くので、一挙手一投足での迫力ある画がたまらなく、グッとくるシーンはあったものの、いかんせん人間ドラマのパートが冗長で、総評としては評価が難しかったと記憶しています。

 そこへ行くと今回のゴジラKOMは怪獣映画ファンを120%楽しませるという点において、時間配分はパーフェクトだったと思います。

 しかし一般的なエンタメとして楽しみに来ている非怪獣映画ユーザには大味に見えてしまっていた様です。

 大多数に向けようとすると人間側の丁寧な描写が必要となり、それは必ずしも怪獣映画ファンの望むものではないのかも、、、なんですよね。

 とはいえファンにウケるものばかり作っても映画を見てくれる人の総数が減ってしまうのでコンテンツとして先細ってしまう、このジレンマは永遠の命題なのかな、と思ったりします。

特撮枠でキングオブムービーなるか

 昨日公開でまだ国内の興行収入情報はよくわかりませんが、初日はIMAX3Dでほぼ深夜上映以外は埋まっていたので、走り出しは上々のようです。

 イカれ集団が「緑と青空をか〜えせ〜」的な思想で世界中に眠る怪獣達を叩き起こし、その中にモンスターゼロことギドラ先生がいたことで人類とのガチンコファイトクラブが勃発。その後なんだかんだあって人類のツケをゴジラが払わされる羽目になるという流れがとてもテンポ良く、モンスターアクション映画としても一般ウケすると信じております。

 今は割と冷静に解釈できましたが、みてるときは「かっけー!でけー!いけー!ぶっころせー!」以外の語彙が死んでいたので少年少女に強制的に戻される映画マジックにかけられてました。

 2020年(来年じゃん!)に「ゴジラVSキングコング」公開が予告されていたり、本編でもモンスターバース拡張に向けた伏線が沢山張られていたので、これからの展開に期待が高まります。

 パシフィックリムを初めて映画館でみた時に「これはすごいものをみている!この規模の特撮!なにこれ!まじでありがとう!!」と度肝を抜かれた記憶は一生忘れる事はありません。今回もそれに匹敵する、映画界に特撮ってこんなにすごいんだぜ!と殴り込みをかける様な作品でした。

 どうか変なタイミングでリブートがかからないよう、MCUに続いて映画史に燦然と輝くKOM(キングオブムービー)シリーズになって欲しいなといち特撮ファンとして切に願います。

 

でけぇマンモス、お前だれだよ!

夢を追い続ける男を読んだ話|決算書だけでは読めない価値を創造するお仕事

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70年代に仮面ライダーシリーズで売上のトップラインが見えてきた時期に次のビジネスモデルとしてスーパー戦隊を作っていった潮流にいた人達の本。

 

売上や営利、経常利益といった指標とは別の「少年少女の未来を作っていく」という非常に定性的かつ"短期的には効果測定出来ない価値のある仕事"をする話が天に輝く強烈さ。

 

自分は生きててこの規模の仕事をしたことがないのでわからないけど、ヒーローを作っていくというのはなんかもう「非営利法人的な崇高なミッション」と「シリーズ存続の為の営利的ミッション」のどちらも達成しなきゃいけなくて本当に難しく尊く長期的なビジネスに思える。

口をぽかーんと開けて毎週金曜日の夕方に馬鹿面して見てた五星戦隊ダイレンジャーがこんな大人達の気力と転身で満ち溢れていたなんて、同じビジネスマンになってもわからんもんだ。

 

人に隠れて悪を斬るポジションから世の中の子供達にチームプレーの大切さを気力ボンバーする仕事ってすげぇわ。

こないだまでやってたルパンレンジャーVSパトレンジャーがあんなに面白いのも合点がいく。未来へのファンタジーを見せてくれる仕事だった。

 

スーパー戦隊に育てられたビジネスマンは全員必読。

 

SHフィギュアーツ超サイヤ人ブルーゴジータのレビューと当日の様子

バンダイハイブランド、SHフィギュアーツシリーズで超サイヤ人ブルーのゴジータが4/20に発売開始となった。

 

このフィギュアーツシリーズ、人気者とあらばネット通販の事前予約でも瞬殺。争奪戦にまつわる協奏曲が風物詩となっている。

 

今でこそテレビゲームの発売日に取り合いとなる状況は、DLが主流の昨今においては見られない光景だが、おもちゃ市場ではまだまだ健在であり、異様な様相を呈している。

 

さてこのゴジータブルー、御多分に洩れず予約開始と同時にアクセスが殺到。軒並み予約完了となり店舗での予約もストップ。

 

当日の店舗でも予約分のみ、あるいはあっても需要に対して足りておらず、即完売で難民が続出していた。

 

こんなに高騰するのは仮面ライダーシリーズの真骨彫シリーズ、それも主役級のみだと記憶しており、ドラゴンボールシリーズでは近年なかった好況ぶりといえる。

 

とはいえ海外ニーズも高いドラゴンボールブランドなので、再販も早いうちにかかることが予想される。

 

ゴジータといえば我々魔人ブウ編直撃世代からすれ押しも押されもせぬ大人気キャラクターだ。

悟空とベジータフュージョンするという最強を約束された存在でありかつ劇場版限定、その上登場時間は3分にも満たないような希少性。

それが劇場版で奇跡の復活、フィギュアーツ化とあっては競争率が高いのも納得がいく。

しかし先述の通りフィギュアーツのドラゴンボールカテゴリで難民が出るほどのクライシスは過去になかったので、ぶっちゃけ当日店舗行けばなんとかなるべと高を括っていたことが大間違い。

当日9:30オープンのヨドバシカメラでの報告に始まり都内は阿鼻叫喚。難民が続出した。

縁あってたまたま手に入れられたが、未だプレミア価格がついている。

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クオリティはめちゃくちゃ高い。

2016年頃にリリースされた超サイヤ人悟空あたりから、稼動・造形ともに従来のがなんだったんだろうというくらいレベルが上がった。

肩がめっちゃ内側に入り込むから自然にかめはめ波も撃てる。

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「可動フィギュアのテッペン」と自分でいうくらいの自信とプライドがひしひしと伝わる可動域と造形のバランスが素晴らしい。

 

まっすぐ立たせた姿勢も、

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腰をどしっと落とした構えも自然だ。

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付属パーツは手の差し替えと表情。

真顔、にやりと笑った顔、叫び顔と

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そしてボーナスパーツで黒髪のノーマル状態を再現できる頭。

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確かこの黒髪状態って設定のみ存在していて映像化されておらず、

また立体化にも恵まれなかったのでこの機会に製品化されてとても嬉しい。

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嬉しさのあまり黒髪状態でずっと飾っている。

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ちなみに一緒に販売開始となった超verのブロリーは買わなかった。

熱戦烈戦超激戦verを持っていたので。

 

ついでにこのゴジータが登場した「劇場版ドラゴンボール超ブロリー」の感想。

 

今までの劇場版ドラゴンボールと次元違かった。

直近2作以外の過去作はどれも大好きだったけど気持ちよく更新された爽やかな敗北感。


最高の役者達の最高の試合が見られたっていう感じになっている。

ブロリーをリブートした意味は確かにあったんだなぁと。

 


既存コンテンツの積み上げと新しい表現が相乗効果を発揮して当時の東映まんがまつりじゃ到達できなかった新しいドラゴンボールですね!おかわり!って感じ。

 
一方で、最近のアニメ版では作画を破壊神に崩壊されてしまったのかってくらい見るに耐えなかったキャラデザインも、この映画ではマジュニア戦〜初ベジータ戦くらいの若干丸っこい線だった頃の鳥山明の原作絵がそのまま動いてるみたいな感じで凄かった。

 
あれをデカい画面で見る為にもっかい映画館に行きたいくらい。強いて不満って言えばバーダックの戦闘服が変わってたのとゴジータの肩がオレンジじゃなくて黄色だったという割とどうでもいいとこくらい。


劇場特典の過去作ステッカーは摩訶不思議大冒険だった。確かアラレちゃんが出てきたやつだ。

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インスタで流す広告動画を設計する人への嘆願

 広告動画を見ているとyoutube用っぽい動画がインスタでも流れてくることがある。

予算のためか、納期が間に合わなかったからか、一つのクリエイティブを複数のプラットフォームで活用しているんだと思われる。

 

 けどYouTube用とインスタ用の間には動画クリエイティブと一口で言ってもユーザー体験においてクリティカルに異なる要素がある為、まったく同じクリエイティブで広告運用する、というのは危ないと思う。

 

音という要素の有無は諸刃の剣だから

 

 プラットフォームごとの視聴環境に特性はあるものの、YouTubeを見ているユーザーは多くの場合、これから動画を見るぞという前のめりな姿勢で動画を視聴する。この時当然音はONになっており、ユーザ側で動画を視聴するという行動の中に音も一つの情報として摂取する準備ができている。

そのため、YouTubeで流す動画へ配信する広告動画は音があっても当然、むしろなかったら違和感を感じることだろう。

 

一方でインスタはどうか。

インスタのデフォ設定だと、スマホがマナーモードの場合、再生時に音が流れない様になっている。

 だが可愛いわんこや猫ちゃん、風景など視覚情報以外で音も摂取したくなった際にタイムラインで流れてくる動画全ての音をONにしておくと、広告動画が流れてきた際に広告側の人工的な音が流れる。

 

これがとてもストレスではないかと思う。

 

一般的なユーザーが投稿する動画は「生活して発生する音」や「動物の息遣い」、「風の音」、「人の話し声」といった環境音が多く、それらはノイズにはあまりならない。能動的に動画体験を取得しにいってるから

 

しかしタイムラインを追っている最中、突然頼んでもいないのに流れてくる(しかも大概がデケェ音で)広告動画はかくもノイジーでお呼びでなく、思わずスキップしてしまう。

なんだったら広告対象の製品、サービスに対して嫌悪感を持ってしまうかもしれない

  

広告はユーザーの趣味嗜好とマッチングされてるとは言え、ただでさえ邪魔な広告が、"音"という目立つ表現手段で貴重なリラックス時間に走塁妨害してくる状況を広告配信側、制作側はもっとシビアに考えた方がいいんじゃないだろうか。

実際にスルー率を見たことがないから分からないけど、音があるせいでスキップされてしまう割合って結構あるんじゃないかな?と思う。

 

なんていうか、うるっせーからインスタの広告動画にBGMつけんなっつー話!!

おわり!

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