ジゴクジジイのジゴックス

バカの頭の中を屁理屈と言葉のレトリックでしたためた虫下しコンテンツをご賞味あれ。WordPressで元々書いてた記事をインポートしたので所々バグってます。ごめんなさい。

ドラクエ11を褒めるだけの投稿

ドラクエ11は俺にとって忘れられないゲームとなった。

当方、御年30歳。通り過ぎていったドラクエは1~7、9。 8と10は未プレイだが4と5はリメイクがでる度にやったから勘弁してほしい。

このエントリーではドラクエ11を体験して 起こった事をありのまま話すぜ。

ストーリーの詳細に関するネタバレはしないし触れもしないが、 演出に関わるネタバレはちょっとあるぜ。

けどまだドラクエ11をやってない未プレイユーザにも 購入の参考になったら幸いであるぜ。

今回ドラクエ11は従来には無かった売られ方をした。 PS4、と3DSという2種類のプラットフォームでの思い切った販売だ。

PS4はそのハードのスペックを最大限に生かした美麗なグラフィックが売り。 一方3DS版ではオールドファン感涙のドット画で描画された世界を楽しめるというのが売り。 ※厳密に言うとDSでリメイクされた4~6くらいのドットだった。

終身名誉懐古ブレイン大臣の俺は迷う事無くドットで遊べる3DS版の購入を心に決めていた。

しかし購入前にふと頭をよぎる。

「かつてはドットが最新技術だった。だから表現手段としてドットが選ばれた。 けど今PS4を持っているにも関わらず最新技術でのサービス提供を受けないのはクリエイターに対する冒涜ではないか、最新技術に正面からがっぷり四つ組むという向き合い方こそが最大の敬意の表し方なんではないか、俺たちを育ててくれたドラクエに対して。」

ということである。

まあそんなでドラクエ11PS4で買った。

ドラクエ11ドラクエ史上最高だった

結論から言うとドラクエ至上最高だった。

ドラクエは4が最高傑作だったのだが、あっさりぶちぬかれたのである。

ドラクエ11よかったとこ1.ストーリー

「あなたたち、ドラクエってこんな話だと思ってますよね。それはやりませーん」 の連続で、しかし整合性のとれたハラハラの連続で中だるみもせず終始わくわくできた。

特に特筆すべきは「ああ、いよいよここでクライマックスか。」という所からの大どんでん返し。

「ええええそんな展開ありかよおおおこれ考えた人優勝!!」 というジェットコースター的展開が待ち構えている。

また、シリーズお約束であるクリア後冒険も 「こっちが本編じゃねえの?」という気合の入れ具合だ。

一週目でも本当にきれいに終わるのだが、二週目が蛇足にならず、 一週目を補完する様な立て付けになっているのは実に見事としか言いようが無い。

ドラクエ11よかったとこ2.キャラクター

キャラクターも発表時はなんとも評価しがたいなあという印象だったが、 いつ頃からか共に笑い共に泣き共に誓ってる自分がいるくらい魅力的なやつらばかりだった。

また、表現のポイントとしてPS4、美麗なグラフィックにも関わらずフルボイスにしなかった事も評価したい。 ここにおいても絶妙なドラクエっぽさを残しつつ新たな表現方法をしていたように思う。

攻撃時のアクションやリアクションにも磨きがかかり、 モンスターにも生きてる説得力があった。

ドラクエ11よかったとこ3.時間の無い現代人にフィットした時短システム

ここが一番唸ったところ。 子どもでいたい、ずっとトイザラスキッズな紳士淑女はその限られた可処分時間とフェアトレードに ゲームするわけだが、とりわけRPGは時間のかかるものである。

しかし広大なフィールドをという移動手段を用いることで世界観を崩す事無く合理的な理由で 移動手段をプレイヤーに与え、且つサクサク進められるユーザ体験も提供しており高いレベルで実現していると思う。

また、エンカウントもシンボル型になっているのでモンスターに気が済むまでブツかりに行き、 不要な時は避ける、といった効率的なレベル上げもできるようになっているところも忙しい現代人にとって嬉しい仕様だ。 望まぬ殺生が避けられる。

一方で3DCGで描かれた世界でいささかカメラワークに癖があり視界が見づらいということもあったが、 これを差し引いても余るほど全体でポイントが高かった。

ドラクエ11よかったとこ4.邪魔にならない過去作のオマージュ

過去作とのリンクが囁かれていた。 だが物語の根幹は特につながりが無いので 過去作を未プレイでも安心してほしい。

しかし過去作を知っていると体温が2倍になるくらい 興奮する音楽の使われ方がされている演出がちょこちょこあるので 是非DQ4DQ6DQ3をプレイした事がある人には体験してほしい。

だめだ、もう思い出しただけでも涙がでそう。

追われる身であった勇者が「真の勇者」として歩きだす時に フィールドBGMが変わるのだが、それがドラクエ3のあのフィールドBGMである。

ぱぱぱぱーんぱぱぱーんぱぱぱーん

泣いた。

お酒かな?

そこまでのプロセスに対しての最適解な演出に完全に打ちのめされたのだった。 こればっかりは是非体験してほしい。

ドラクエ11をまだ体験していない人うらやま

伝統を続けてきたからこそ出来た変化球でありながらも剛速球は シリーズの中でも特に評価に値する作品であろう。

これからも俺はドラクエに期待できる。そう希望が持てた一作だった。 ありがとう。